三重県鈴鹿市|和風住宅の杉の縁甲板165㎡を研磨再生、養生テープ跡と窓際のシミを除去【4日】

三重県鈴鹿市 和風住宅の杉の縁甲板 研磨・塗装後の廊下

三重県鈴鹿市の和風住宅で、165㎡の杉の縁甲板を研磨再生しました。当社の施工事例のなかでも最大規模の現場です。リフォーム中の物件で、廊下・和室・縁側にかけて幅広の無垢板が張られていました。

お客様が気にされていたのは、養生テープを剥がした跡窓際のシミ、そして生活でついた傷の3つ。すべて研磨で削り直し、4日間で仕上げています。

目次

施工概要

施工場所三重県鈴鹿市(和風住宅・リフォーム中)
施工時期2026年4月
施工面積約165㎡(当社最大規模)
工期4日
樹種杉(推定)の幅広縁甲板
仕上げメガEVO EX マット(水性ウレタン・艶消し)
主な症状養生テープの剥がし跡/窓際のシミ/生活傷・擦れ
施工内容研磨3工程+水性ウレタン塗装

165㎡という広さについて

165㎡は、畳に直すとおよそ100畳。一般的な住宅の床面積をまるごと超える広さです。「これだけ広いと受けてもらえるのだろうか」とご心配される方がいらっしゃいますが、広い現場ほど研磨は本領を発揮します

張り替えであれば、165㎡分の無垢材を発注し、既存の床をすべて撤去し、廃材を処分する必要があります。費用も工期も跳ね上がります。研磨なら既存の床をそのまま使うため、材料の発注も撤去も廃材処分も発生しません

今回はリフォーム中で家具も荷物もない状態だったため、養生や移動の手間が最小限で済み、165㎡を4日で完了できました。

施工前の状態|3つの症状

① 養生テープを剥がした跡

リフォーム中の養生テープを剥がした跡が残った無垢フローリング
施工前|養生テープを剥がした跡が帯状に残っていた

リフォーム工事では床を保護するために養生をしますが、テープの粘着剤が無垢の表面に残ったり、剥がすときに塗膜を持っていってしまうことがあります。今回もテープを貼っていた範囲が帯状に跡になって残っていました。

この症状は拭き掃除では取れません。粘着剤が木や塗膜に食い込んでいるためです。研磨で表面ごと削り直すのが、いちばん確実な解決方法になります。

② 窓際のシミ

掃き出し窓の窓際にできた無垢フローリングの黒ずみ・シミ
施工前|掃き出し窓の際に広がっていたシミ

和風住宅の掃き出し窓まわりで、非常によく見られる症状です。結露や雨の吹き込みで濡れた状態が繰り返されると、窓際から内側に向かって輪郭のあるシミが広がっていきます。

水分によるシミは、表面付近にとどまっていれば研磨で除去できます。ただし長年放置されて木の奥まで黒くなっている場合は、削っても薄く残ることがあります。

③ 生活でついた傷・擦れ

三重県鈴鹿市 和風住宅の杉の縁甲板 施工前 くすみと傷
施工前|全体的なくすみと、歩行による擦れ
杉の縁甲板 施工前 生活による擦れと色ムラ
施工前|光が当たると色ムラが目立つ状態

長年の生活で塗膜が擦れ、木目がぼやけていました。光の当たる角度によって色ムラがはっきり見えてしまう状態です。

研磨の途中|削った部分だけ、白木に戻る

杉の縁甲板を研磨している途中の様子。削った部分だけ白木に戻っている
施工中|削った部分だけが白木に戻り、境目がはっきり分かる

これは研磨の途中で撮影した1枚です。研磨機が通った部分だけが白木に戻り、まだ削っていない部分との境目がくっきり出ています。

研磨がどれだけ削り落としているのかが、この1枚でわかります。表面を磨いているのではなく、汚れも塗膜も傷も含めて、木そのものを削り直しているのです。同じ床とは思えないほど色が違います。

仕上げ|メガEVO EX マット

仕上げにはメガEVO EX マット(水性ウレタン・艶消し)を使用しました。艶消しタイプを選んだのは、和風住宅の落ち着いた雰囲気に、テカリのある塗装が合わないためです。

障子や真壁、木の建具に囲まれた空間では、床がぴかぴかに光ると全体のバランスが崩れます。艶を抑えることで、木そのものの見え方に近い仕上がりになります。

施工後

三重県鈴鹿市 和風住宅の杉の縁甲板 研磨・塗装後の廊下
施工後|廊下。杉の赤みと木目がよみがえった

養生テープの跡も窓際のシミも消え、杉本来の赤みのある色が戻りました。幅広の板が一枚一枚しっかり見えるようになっています。

杉の縁甲板 研磨・塗装後 和室から縁側にかけての仕上がり
施工後|和室から縁側にかけて。色が均一にそろった

部屋ごとに傷み方が違っていましたが、全体を通して研磨することで165㎡すべての色調がそろいました。部分補修では出せない仕上がりです。

お客様には喜んでいただけました。リフォーム後の空間に、既存の床がそのまま馴染む形になりました。

和風住宅・古い日本家屋の床を研磨するときに知っておきたいこと

杉の縁甲板は、柔らかいぶん傷が入りやすい

杉は針葉樹で、広葉樹に比べると柔らかい木です。足ざわりが良く、冬でも冷たくなりにくいという大きな長所がありますが、その分キズがつきやすく、液体も染み込みやすいという性質があります。表面にとどまった汚れは研磨でよく落ちますが、内部まで染み込んだ色は残ることがあります(柔らかい針葉樹でシミが残った実例)。

浮造り(うづくり)仕上げの床は、凹凸がなだらかになります

古い和風住宅では、木目を浮き立たせた浮造り仕上げの板が使われていることがあります。研磨は表面を平らに削る工事のため、この凹凸はなだらかになります。質感を残したいご希望がある場合は、事前にお知らせください。削り方を調整するか、別の方法をご提案します。

敷居・畳寄せ・框との取り合いは、手作業になります

和風住宅は、床と壁の間に敷居や畳寄せ、框などの造作が入ります。大きな研磨機は縁まで入らないため、際は小型機や手作業で仕上げます。洋室に比べると手間のかかる部分ですが、ここを丁寧にやらないと縁だけ色が残ってしまいます。

費用の目安

今回と同じ165㎡の場合、費用の目安は約1,633,000円(税込)です。

20㎡以下一律198,000円(税込・最小施工料金)
20㎡を超える場合9,900円/㎡〜(税込)

※水性ウレタン塗装仕上げの場合の目安です。床の状態・施工条件・仕上げ方法により変動します。和室の造作まわりなど手作業の割合が多い場合は、内容に応じてお見積りします。正確な費用は現地確認のうえでご提示します。詳しくは料金案内をご覧ください。

広い面積・和風住宅の床でお困りの方へ

面積が広いからと諦める必要はありません。むしろ広い現場ほど、張り替えとの費用差は大きくなります。今回のように100畳規模でも、条件が整えば数日で仕上がります。

実家や二世帯住宅、古い日本家屋の床は、幅広の無垢板が使われていることが多く、いま同じものを揃えようとすると非常に高価です。だからこそ、削り直して使い続ける価値があります。

リフォーム会社様・工務店様からのご依頼も承っております。詳しくは業者の方へをご覧ください。

愛知県内は現地調査・お見積り無料です。三重県をはじめ愛知県外の方は、お写真や図面を拝見してのお見積りとなります。お問い合わせフォームまたはLINEからご相談ください。ほかの現場は施工事例一覧でご覧いただけます。

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