名古屋市守山区|大型犬2匹の無垢床を研磨、滑りにくい仕上げへ【40㎡・1日】タイルカーペットを卒業

愛知県名古屋市守山区 無垢フローリング 研磨後

名古屋市守山区、大型犬2匹と暮らすお宅の施工事例です。約40㎡のパイン材の無垢フローリングを研磨し、滑りにくい仕上げで1日で仕上げました。

この現場でいちばんお伝えしたいのは、お客様が無垢の床にタイルカーペットを敷いていたということです。

目次

施工概要

施工場所愛知県名古屋市守山区
施工時期2026年5月
施工面積約40㎡
工期1日
樹種パイン材(松)/針葉樹
仕上げ防滑仕様の仕上げ材(滑りにくさを重視)
ご家族大型犬2匹
主な症状ペットの粗相・汚れによる黒ずみと色あせ

ご相談の背景|せっかくの無垢床を、カーペットで隠していた

お客様は無垢フローリングを選んで家を建てられました。ところがペットの粗相や汚れがつくのが早く、床を守るためにタイルカーペットを敷いて生活されていたそうです。

気持ちはとてもよく分かります。汚れるたびに気を揉むより、覆ってしまったほうが安心です。

けれど、それは無垢の床を選んだ意味がなくなってしまうということでもあります。木の足ざわりも、木目の表情も、カーペットの下では味わえません。

「やっぱりせっかくの無垢フローリングだから」——そう思い直して、研磨のご相談をいただきました。

施工前の状態

名古屋市守山区 パイン材の無垢フローリング 施工前 黒ずみと色あせ
施工前|全体が灰色がかり、木の色が沈んでいた

全体が灰色がかって、木の色が完全に沈んでいました。ペットの粗相の跡と、長く覆われていたことによる変色が重なった状態です。パイン材は柔らかい針葉樹のため、液体が染み込みやすく、汚れが目立ちやすい樹種でもあります。

研磨の途中|削った側だけ、木が生き返る

パイン材の無垢フローリングを研磨している途中。削った側だけ木の色が戻っている
施工中|境目がはっきり。奥の削った側は明るい飴色、手前はまだ灰色のまま

研磨機が通ったところで、色が完全に切り替わっています。奥の削った側はパイン本来の明るい飴色。手前のまだ削っていない側は灰色のままです。

同じ床とは思えない差ですが、削っているのはほんの数ミリです。汚れや変色は、表面のごく浅い層に集中していることがよく分かります。

研磨がほぼ終わったパイン材の無垢フローリングと研磨機
施工中|研磨が進み、部屋全体が明るくなっていく

大型犬2匹だから、滑りにくい仕上げを選びました

この現場で最も重要な判断がここです。仕上げには防滑仕様の仕上げ材を使いました。

研磨してきれいに塗装すると、床はつるつるになります。人にとっては気持ちのいい仕上がりですが、犬にとってはそうではありません。肉球で踏ん張れず、走ったときや方向転換のときに脚が滑ってしまいます。

とくに大型犬は体重があるぶん、滑ったときの負担が大きくなります。2匹が走り回るお宅なら、なおさらです。

  • 通常の仕上げ…見た目の美しさと塗膜の強さを重視
  • 防滑仕様の仕上げ…表面の滑りにくさを重視。ペットが踏ん張れる

「きれいになりました」で終わらせず、そのあと何年も暮らすのはお客様とワンちゃんです。ペットがいるお宅では、仕上げ材の選択が仕上がりの美しさと同じくらい大事だと考えています。

ご相談のときに「ペットがいます」と伝えていただければ、それに合った仕上げをご提案します。

この現場の難所|ピアノがありました

部屋にはピアノがありました。

私たちは重量のある家具は原則として動かしません。無垢の床の上で重量物を動かすと、脚の一点に荷重が集中して凹みや擦り傷ができるためです(冷蔵庫を動かさずに施工した事例)。

ただしピアノのように部屋の中央を占める大物は、動かさないとその下が施工できません。今回は避けられないケースでした。

そこで、複数人で少しずつ位置をずらしながら、床に荷重が集中しないよう養生を挟んで進めました。手間はかかりますが、床を傷めずに全面を仕上げるにはこの方法しかありません。

ピアノ・金庫・大型水槽など「これは動かせないかも」という物がある場合も、お見積りのときにお知らせいただければ対応を検討します。諦める必要はありません。

施工後

名古屋市守山区 パイン材の無垢フローリング 研磨・防滑仕上げ後
施工後|パイン本来の明るい飴色と、赤みのある節が戻った

灰色に沈んでいた床が、パイン材本来の明るい飴色に戻りました。赤みのある節がくっきりと浮かび上がり、木の表情がはっきり見えます。

とても喜んでいただけました。これでタイルカーペットを敷かずに、無垢の床のまま暮らしていただけます。

ペットがいるから無垢床を諦めている方へ

汚れたら、削り直せます。それが無垢フローリングの最大の強みです。

カーペットやマットで覆ってしまうと、汚れは防げても、湿気がこもって木が傷む原因になることもあります。今回のように灰色に変色していたのは、その影響も考えられます。

ペットによる汚れが取れるかどうかは床の樹種によって変わります。硬い広葉樹なら取れることが多く(ナラ材で粗相のシミが消えた事例)、柔らかい針葉樹では残ることもあります(パイン材でシミが残った事例)。

床の写真を1枚お送りいただければ、取れる見込みと、ペットに合った仕上げをご提案します。愛知県内は現地調査・お見積り無料です。お問い合わせフォームまたはLINEからご相談ください。ほかの現場は施工事例一覧、費用は料金案内でご確認いただけます。

この記事は、実際に施工を担当した MUKURICH(名古屋美工株式会社/愛知県東海市・創業18年)の職人が、現場の記録をもとに執筆しています。

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