名古屋市中村区|ホテル屋上の無垢床を1日で研磨、発電機で200Vを確保しルビオ仕上げ【30㎡・1日】

ルビオモノコートで仕上げたオークの床と、窓の外に広がる名古屋のビル群(16時)

名古屋市中村区、ホテルの屋上にあるコワーキングスペースの事例です。オークの無垢フローリング約30㎡を、1日で研磨して Rubio Monocoat(ルビオモノコート)で仕上げました。

この現場には、ふたつの条件がありました。

  • ホテルなので、1日で完了することが絶対
  • 研磨機に必要な200Vの電源が、建物から取れない

どう乗り越えたかを、朝から夕方までの流れに沿ってご紹介します。

目次

施工概要

施工場所愛知県名古屋市中村区(ホテル屋上のコワーキングスペース)
施工時期2026年1月14日
施工面積約30㎡
工期1日(ホテルのため1日完了厳守)
樹種オーク
仕上げRubio Monocoat(オイル)
主な症状土足使用によるくすみ・シミ
施工内容研磨+オイル塗装/発電機を使用

施工前(朝9時)|土足で使われて、くすみとシミ

土足で使われて黒いシミと擦れが出たオークの無垢フローリング(朝9時・施工前)
施工前(9時)|カウンター席のまわりに黒いシミと擦れ
ホテル屋上のコワーキングスペース オークの無垢フローリング 研磨前。土足でくすみとシミが出ている
施工前|窓の外は名古屋のビル群。床全体がくすんでいる

このスペースは土足で使われています。靴の砂や汚れで表面が擦れ、全体がくすんでいました。カウンター席のまわりには、飲み物などによる黒いシミも出ています。

もとの仕上げはオイルでした。オイル仕上げは表面に膜をつくらないので、こぼした飲み物や水が木に染み込みやすく、シミが残りやすい仕上げです。

200Vが取れない。だから屋外で発電機を回した

研磨の様子|エレベーターホールの床をBonaの研磨機で削っていく(30秒)

床の研磨機は、家庭用の100Vではなく200Vの電源で動きます。ところが、この現場には200Vを取れる場所がありませんでした。

そこで、屋外のテラスに発電機を置いて、そこから電気を引いて作業しました。屋上で外にテラスがあったので、排気の心配をせずに発電機を回せたのが幸いでした。

逆に言うと、締め切った部屋で、しかも200Vが取れない現場では作業ができません。発電機は屋内では使えないためです。スタジオや店舗、ビルの一室などでご相談いただく場合は、200Vの電源があるか、発電機を置ける屋外スペースがあるかを最初に確認させてください。

研磨に使っているのは Bona(ボナ)の研磨機です。機械と3段階研磨の中身はBonaの床研磨とは|フレキシサンド・メガEVOの実際で公開しています。

研磨完了(15時)|際まで削って白木に

研磨を終えた白木のオークの床。床の吹き出し口のカバーや床のフタを外して際まで削っている
研磨完了(15時)|シミもくすみも消えて白木に。床のカバー類を外して際まで削った
窓際の床の吹き出し口まわりまで研磨を終えたオークの床
窓際の吹き出し口まわりも、カバーを外して研磨

シミもくすみも削り落とされ、オーク本来の白っぽい木肌に戻りました。

この床には、空調の吹き出し口や床のフタがいくつもあります。カバーを付けたまま削ると、その周りだけ古い色が残ってしまいます。カバーを外して、際まで同じように削るのが、仕上がりを揃えるコツです。

仕上がり(16時)|お客様の希望で、またオイルに

ルビオモノコートで仕上げたオークの床と、窓の外に広がる名古屋のビル群(16時)
仕上がり(16時)|ルビオモノコートで、オークらしい深い色に

仕上げは、もとと同じオイルです。

オイルはシミが付きやすい、と先に書きました。それでもオイルを選んだのは、お客様がオイルの見た目と手ざわりを気に入っていたからです。ウレタンのような膜がないので、木そのものの質感がそのまま残ります。

使ったのは Rubio Monocoat(ルビオモノコート)。1回塗りで木と結合するオイルで、傷やシミが付いても、その部分だけ塗り直せるのが強みです。土足で人の出入りが多い場所でも、部分補修で長く使い続けられます。

ホテル屋上のコワーキングスペース オークの無垢フローリング ルビオモノコート仕上げ後
施工後|朝と同じ場所。シミもくすみも消えた

朝9時に始めて、16時には仕上がり。ホテルの営業に支障を出さず、1日で引き渡せました。

ホテル・店舗・オフィスの床もご相談ください

営業しながらのスペースでは、「何日止められるか」がいちばんの条件になります。今回のように1日で完了させる段取りも組めます。

  • ホテル・旅館のラウンジやロビー
  • コワーキングスペース・オフィス
  • カフェ・店舗など、土足で使う無垢の床

ご相談の際は、床の写真・おおよその広さ・使える電源(200Vがあるか)を教えていただけるとスムーズです。

費用の目安

一般のお客様向けの料金で計算すると、今回と同じ約30㎡で327,800円(税込)が参考価格です(228,800円 +(30 − 20)㎡ × 9,900円)。

ホテル・店舗・法人様からのご依頼は、現場の条件に合わせて個別にお見積りします。

20㎡以下一律228,800円(税込・最小施工料金)
20㎡を超える場合228,800円 +(施工面積 − 20㎡)× 9,900円/㎡(税込)

※仕上げは Bona メガEVO(水性ウレタン)/Rubio Monocoat(ルビオモノコート・オイル)から選択でき、料金は同額です。上記は目安であり、床の状態・施工条件により変動します。詳しくは料金案内をご覧ください。

お問い合わせフォームまたはLINEからご相談ください。ほかの現場は施工事例一覧でご覧いただけます。

この記事は、実際に施工を担当した MUKURICH(名古屋美工株式会社/愛知県東海市・創業18年)の職人が、現場の記録をもとに執筆しています。

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