愛知県豊田市、縁側の廊下の無垢フローリングの事例です。工期は2日、仕上げは水性ウレタン(Bona メガEVO)です。
この現場は、工事業者さんからのご依頼でした。別の工事の際に、プリンターなどの重い機器を引きずって、床に傷をつけてしまった。そのアフター対応です。
傷は一部分だけ。それでも廊下全体を研磨しました。その理由をご説明します。
施工概要
| 施工場所 | 愛知県豊田市(縁側の廊下) |
|---|---|
| 施工時期 | 2026年1月23日〜24日 |
| 施工面積 | 20㎡以下 |
| 工期 | 2日 |
| 樹種 | 針葉樹(桧と思われる) |
| 仕上げ | 水性ウレタン(Bona メガEVO) |
| 主な症状 | 機器を引きずった擦り傷 |
| 施工内容 | 廊下全体の研磨+水性ウレタン塗装 |
施工前|引きずった跡の、弧を描いた傷


近づくと、弧を描いた擦り傷がいくつも見えます。重いものを押したり回したりしながら動かしたときに付く、典型的な傷です。
なぜ、傷の部分だけ直さなかったのか
床の傷を直す方法には、大きく補修(リペア)と研磨があります。
補修は、傷の部分に色を合わせた材料を埋めたり塗ったりして目立たなくする方法です。部分的に直せる反面、一時的にきれいになっても、日焼けで周りと色がずれてくることがあります。この廊下は、ガラス戸越しに一日中日が当たる縁側。色のずれが出やすい場所です。
一方、研磨は部分的にはできません。一部だけ削ると、削った所だけ色が明るくなり、そこだけ浮いて見えるからです。
そこで今回は、廊下全体をまとめて研磨しました。全体を同じように削って同じ塗料で仕上げれば、色の差は出ません。日焼けも、この先は全体で同じように進みます。
研磨|全体を削って、色をそろえる

研磨の途中で撮った写真です。両側は削り終わって白木に、真ん中にだけ研磨前の濃い色が残っています。長年の日焼けと塗装で、もとの床はこれだけ色が濃くなっていました。

2日目の朝の状態です。傷も、日焼けの色も削り落とされて、廊下全体が同じ白木にそろいました。ここから塗装に入ります。
研磨に使っているのは Bona(ボナ)の研磨機です。機械と3段階研磨の中身はBonaの床研磨とは|フレキシサンド・メガEVOの実際で公開しています。
施工後|水性ウレタンで仕上げ

仕上げは水性ウレタン(Bona メガEVO)です。表面に薄い膜をつくるので、また物を動かしたときの擦り傷や汚れに強くなります。
傷は消えて、廊下全体が明るく均一な色に戻りました。日焼けで色が変わった床の研磨については無垢床の日焼け・色むらは研磨で均一に戻せる?もあわせてご覧ください。
工事業者さま・リフォーム会社さまへ
工事中に床に傷をつけてしまった——そんなアフター対応のご依頼もお受けしています。
- 搬入・搬出で床を傷つけてしまった
- 補修したが、時間がたって色がずれてきた
- お施主様に「元どおりに」と求められている
補修で済むか、研磨したほうがいいか。床の写真を見て判断してお答えします。
費用の目安
今回は20㎡以下なので、一般のお客様向けの料金では一律228,800円(税込)が参考価格です。廊下だけのような小さな面積でも、研磨機・集塵設備の搬入から仕上げまでの工程は変わらないため、最小施工料金を設けています。
工事業者さま・法人さまからのご依頼は、現場の条件に合わせて個別にお見積りします。
| 20㎡以下 | 一律228,800円(税込・最小施工料金) |
|---|---|
| 20㎡を超える場合 | 228,800円 +(施工面積 − 20㎡)× 9,900円/㎡(税込) |
※仕上げは Bona メガEVO(水性ウレタン)/Rubio Monocoat(ルビオモノコート・オイル)から選択でき、料金は同額です。上記は目安であり、床の状態・施工条件により変動します。詳しくは料金案内をご覧ください。
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この記事は、実際に施工を担当した MUKURICH(名古屋美工株式会社/愛知県東海市・創業18年)の職人が、現場の記録をもとに執筆しています。
