名古屋市千種区、ダンススタジオの無垢フローリングの事例です。約40㎡、工期は1日。樹種はオーク(ナラ)です。
この現場のご依頼は、ふだんの住宅とは少し違いました。
- 塗装はしなくていい。ワックスはスタジオで自分たちで塗るので、研磨だけお願いしたい
- 仕上げの研磨を、120番ではなく80番で止めてほしい
理由はひとつ。踊っても滑りにくい床にしたい、ということでした。
施工概要
| 施工場所 | 愛知県名古屋市千種区(ダンススタジオ) |
|---|---|
| 施工時期 | 2025年12月28日 |
| 施工面積 | 約40㎡ |
| 工期 | 1日 |
| 樹種 | オーク(ナラ) |
| 仕上げ | 塗装なし(研磨のみ・80番仕上げ) |
| 主な症状 | ワックスの塗りムラ・テカりのムラ |
| 施工内容 | ワックス層の除去と研磨(仕上げ80番) |
施工前|ワックスがムラになってテカっていた

床には長年ワックスが塗り重ねられていて、光る所と曇った所がまだらになっていました。ワックスは塗るたびに層が重なり、よく踏む所だけすり減っていきます。そのため、同じ床でも場所によってツヤも滑り具合も変わってしまいます。
ワックスの層ごと削り落とす

研磨の途中で撮った写真です。奥が削った部分、手前がまだワックスが残っている部分です。手前はワックスで色が濃く、テカっています。削った側はワックスが取れて、オーク本来の白っぽい木肌に戻っています。
ワックスの層を残したまま上から塗り直しても、ムラは消えません。一度すべて削り落として、まっさらな木の面にするのが今回の研磨の目的です。
120番ではなく、80番で止める
床の研磨は、粗い番手から細かい番手へ順に削っていきます。数字が小さいほど粗く、大きいほど細かい。住宅では、仕上げは120番くらいまで上げて、表面をなめらかに整えてから塗装するのが基本です。
今回はそれを80番で止めました。80番で止めると、表面にごくわずかなザラつき(引っかかり)が残ります。このザラつきが、ダンスシューズや素足の滑り止めになります。
住宅でこの仕上げをすることはまずありません。でも踊る床にとっては、なめらかさより「滑らないこと」のほうが大事です。使う人の目的に合わせて、仕上げの番手を変えた現場です。
研磨に使っているのは Bona(ボナ)の研磨機です。機械と研磨の工程はBonaの床研磨とは|フレキシサンド・メガEVOの実際で公開しています。
施工後|塗装はせず、木肌のままお渡し

ワックスのムラはすべて消えて、床全体が同じ状態にそろいました。ここから先のワックス塗りは、スタジオの方が自分たちで行います。
まっさらな木に塗るので、ワックスもムラなく均一にのります。場所によって滑ったり引っかかったりする、ということもなくなります。
スタジオ・店舗の床もご相談ください
今回のように、「研磨だけ」「番手を指定したい」というご依頼にも対応しています。
- ダンス・ヨガ・バレエなどのスタジオの床
- ワックスが重なってムラになった店舗・教室の床
- 仕上げは自分たちでやりたい、という現場
用途に合わせて、仕上げの番手や塗装の有無を決めます。まずは床の写真と、どう使う床かを教えてください。
費用の目安
研磨と塗装をセットで行う場合の料金は次のとおりです。今回のような研磨のみのご依頼は、内容に合わせてお見積りします。
| 20㎡以下 | 一律228,800円(税込・最小施工料金) |
|---|---|
| 20㎡を超える場合 | 228,800円 +(施工面積 − 20㎡)× 9,900円/㎡(税込) |
※上記は研磨+塗装(Bona メガEVO/Rubio Monocoat から選択・同額)の料金です。床の状態・施工条件により変動します。詳しくは料金案内をご覧ください。
お問い合わせフォームまたはLINEからご相談ください。ほかの現場は施工事例一覧でご覧いただけます。
この記事は、実際に施工を担当した MUKURICH(名古屋美工株式会社/愛知県東海市・創業18年)の職人が、現場の記録をもとに執筆しています。
