岐阜県可児市|グレーに塗りつぶされた無垢床を研磨、木目を取り戻す【30㎡・2日】

岐阜県可児市 無垢フローリング 研磨後

岐阜県可児市の施工事例です。グレーに塗りつぶされていた無垢フローリングを研磨し、木目を取り戻しました。約30㎡のパイン材、工期は2日です。

「着色して塗りつぶしてある床は、もう元に戻せないのでは」と思われている方が多いのですが、問題なく削れます。

目次

施工概要

施工場所岐阜県可児市(リフォーム中)
施工時期2026年6月
施工面積約30㎡
工期2日
樹種パイン材(松)
施工前の状態オスモカラーのグレーで塗りつぶし
仕上げBona メガEVO マット(水性ウレタン・クリア)
施工内容塗膜の研磨除去+クリア塗装

ご相談の背景|「やっぱり木目が見えたほうがいいのでは」

もともとこの床は、オスモカラーのグレーで塗りつぶされていました。木目が完全に隠れて、白灰色の面だけが見えている状態です。

今回リフォームをされるにあたって、「せっかくの無垢なのだから、木目が見えたほうがいいのではないか」という話になり、研磨してクリア塗装に戻すことになりました。

着色塗装は、貼った当時の好みや流行で選ばれることが多いものです。数年経って住まいの雰囲気が変わったときに、塗り替えるのではなく「戻す」という選択肢がある——これは無垢フローリングならではです。

施工前|木目が完全に隠れていた

岐阜県可児市 グレーに塗りつぶされた無垢フローリング 施工前
施工前|グレーの塗膜で木目が完全に隠れていた

板の継ぎ目は分かりますが、木目も節も一切見えません。無垢材であることすら分からない状態でした。

塗りつぶし塗装でも、問題なく削れます

グレーに塗りつぶされた無垢フローリングを研磨し、塗膜を削り落としている様子
施工中|研磨機が通った側から、隠れていた木目が現れる

これが今回いちばん分かりやすい1枚です。研磨機が通った左側にはパイン材の木目と節がはっきり出て、右側はまだグレーの塗膜のまま。境目が一直線に分かれています。

グレーの塗膜が島のように残り、削った部分からパイン材の木目が現れている
施工中|塗膜が島のように残る。この状態から全面を削り切る

削り進めると、グレーの塗膜が島のように残ります。ここから最後の一枚まで均一に削り落としていきます。

パイン材の無垢フローリングから塗りつぶし塗装を削り取っている作業中の様子
施工中|集塵しながら、塗膜を残さず削り取る

着色塗装は表面に色が乗っているだけでなく、木に色が染み込んでいる場合もあります。削りが浅いと色がまだらに残るため、木の地肌が均一に出るまで削り切ることが重要です。

施工後|クリア塗装で木目が戻りました

岐阜県可児市 パイン材の無垢フローリング 研磨・クリア塗装後 木目が復活
施工後|パイン材の木目と節がよみがえった

グレーだった床が、パイン材本来の明るい飴色に戻りました。特徴的な丸い節も、木目の流れもはっきり見えます。壁の板張りとも色調がそろい、部屋全体に統一感が生まれました。

仕上げはBona メガEVO マット(水性ウレタン・艶消し)のクリア塗装です。着色せず、木そのものの色を活かしています。

喜んでいただけました。「木目が見えたほうがいい」という最初の直感は、正しかったと思います。

正直な話|既存の床と新しく張った床は、同じ製品でも同じ色にはなりません

この現場で、ぜひお伝えしておきたいことがあります。

今回研磨したのはダイニング側の既存の床です。リフォームにあわせて、リビング側には同じ床材を新しく張りました。

ところが——同じ床材を使っても、既存の床と新しい床がまったく同じように仕上がるとは限りません。

なぜ揃わないのか

  • 同じ木から取れた材ではない…木目の出方、節の量、地の色は一本一本違います
  • 既存の床は年数を経ている…日焼けや酸化で色が深まっています
  • 新しい材は焼けていない…出荷されたばかりの白い状態から始まります

研磨すれば既存の床は明るく戻りますが、それでも新品の材とまったく同じ色にはなりません。木は工業製品ではないので、これは避けられないことです。

それも味として受け止める

無垢フローリングの難しいところであり、同時に面白いところでもあります。新しく張った側も、これから何年もかけて日に焼け、少しずつ既存の側に近づいていきます。

大切なのは、「揃わないことがある」と施工前に知っておくことです。知らずに仕上がりを見ると「思っていたのと違う」となりますが、あらかじめ分かっていれば、木の個性として受け止められます。

私たちは、この点を必ず事前にお伝えします。「まったく同じになります」とは言いません。

リフォーム中の施工は条件が良い

今回はリフォーム工事中のタイミングでした。家具も荷物もない状態だったため、養生も移動も最小限で済み、作業がスムーズに進みました。

床の張り替えや内装の工事とあわせて研磨を検討される場合は、工程の早い段階でご相談いただけると、他の工事との調整がしやすくなります。

費用の目安

今回と同じ30㎡の場合、費用は327,000円(税込)です(228,000円 +(30 − 20)㎡ × 9,900円)。

20㎡以下一律228,000円(税込・最小施工料金)
20㎡を超える場合228,000円 +(施工面積 − 20㎡)× 9,900円/㎡(税込)

※仕上げは Bona メガEVO(水性ウレタン)/Rubio Monocoat(ルビオモノコート・オイル)から選択でき、料金は同額です。上記は目安であり、床の状態・施工条件により変動します。着色塗装の除去など、下地の状況によって工数が増える場合は別途お見積りとなります。詳しくは料金案内をご覧ください。

着色した無垢床を元に戻したい方へ

塗りつぶしてある床でも、削れば木目は戻ります。グレー、ホワイト、ダークブラウン——どの色でも同じです。無垢材は表面を削り直せる床材だからこそ、こうした「やり直し」ができます。

逆に、今の色に飽きたから別の色に着色したいというご相談も承ります。研磨してからの塗装なので、色の選択肢は自由です。仕上げ材については料金案内をご覧ください。

愛知県内は現地調査・お見積り無料です。岐阜県をはじめ愛知県外の方は、お写真や図面を拝見してのお見積りとなります。お問い合わせフォームまたはLINEからご相談ください。ほかの現場は施工事例一覧でご覧いただけます。

この記事は、実際に施工を担当した MUKURICH(名古屋美工株式会社/愛知県東海市・創業18年)の職人が、現場の記録をもとに執筆しています。

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