中古住宅を購入されたお客様から、「床が汚れているのが気になる。でも、この無垢材は活かしたまま綺麗にできないか」というご相談をいただきました。名古屋市緑区の戸建て、約35㎡の無垢フローリングです。日焼けによる色ムラと、棚を固定していたと思われるビス穴が残っていました。張り替えでも上張りでもなく研磨で再生し、2日間で仕上げています。
施工概要
| 施工場所 | 愛知県名古屋市緑区(戸建て・中古住宅) |
| 施工時期 | 2026年3月 |
| 施工面積 | 約35㎡ |
| 工期 | 2日 |
| 樹種 | チーク系(推定)の広葉樹 |
| 仕上げ | メガEVO EX マット(水性ウレタン・艶消し) |
| 施工内容 | 研磨3工程+ビス穴補修+水性ウレタン塗装 |
ご相談の背景|「中古住宅を買ったが、床が汚れている」
中古住宅の購入後によくいただくご相談です。内見のときは気にならなかったのに、荷物を出して空の状態で見ると床の傷みが目に入ってしまう。今回もそのパターンでした。
お客様が悩まれていたのは、次の2つの選択肢です。
- 張り替え…費用が高い。せっかくの無垢材を捨てることになる
- 上張り(重ね張り)…既存の床の上に新しい床材をかぶせる。無垢床が隠れてしまいもったいない
「今の無垢材を活かしたまま綺麗にならないか」というご要望に対して、私たちがご提案したのが研磨による再生です。無垢フローリングは表面から数ミリを削り直せる、数少ない床材です。張り替えと研磨再生の費用・工期を比較した記事もあわせてご覧ください。
施工前の状態


全体的に日焼けで色が抜け、木目のコントラストが失われている状態でした。歩行の多い動線は塗膜が擦れて白っぽくなっています。接写で見ると、木そのものが深く傷んでいるというより表面の塗膜と、ごく浅い層の変色が主な原因だとわかります。この状態であれば研磨で十分に戻せます。
ビス穴は、塗装前に埋めてから仕上げました
棚を固定していたと思われるビス穴が数か所残っていました。研磨をかけても穴そのものは消えません。そのため研磨後・塗装前のタイミングで補修材を充填し、平滑にしてから塗装しています。塗装後に埋めると色が合わなくなるため、この順番が重要です。
前の住人の生活痕をどこまで消すか。中古住宅の床再生では必ず出てくる論点です。今回は「棚があった痕跡は消したい」というご要望でしたので、埋めて仕上げました。
施工の様子

研磨は番手を変えながら段階的に行います。いきなり細かい番手では色ムラが取り切れず、粗いまま止めれば研磨傷が残ります。集塵機を回しながらの作業なので、粉塵は最小限に抑えられます。

仕上げに使ったのはメガEVO EX マットという水性ウレタン塗料です。艶消しタイプなので、テカりが出ずに木の質感が残ります。無垢の風合いを活かしたいお客様に選ばれることが多い仕上げです。平モップで塗り広げ、塗った面を踏まないよう後退しながら進めます。
施工後

日焼けで抜けていた色が戻り、木目のコントラストがはっきり出ました。艶消し仕上げのため光を反射しすぎず、落ち着いた見え方になっています。


キッチンまわりは水はねや油はねの影響で、リビングとは傷み方が異なります。ここも同じ工程で研磨し、部屋全体で色調をそろえて仕上げました。
お客様には大変喜んでいただけました。「捨てずに済んでよかった」という、中古住宅ならではの感想をいただくことが多い施工です。
プロの本音|「取れるシミ」と「取れないシミ」があります
研磨のご相談をお受けするとき、私たちが必ずお伝えしていることがあります。
- 硬い木(今回のチーク系など)…汚れやシミが木の内部まで染み込みにくいため、研磨で綺麗に取れることが多い
- 柔らかい木(パイン・杉など)…液体が深く染み込むため、染み込んだ変色・染色は研磨しても取り切れないことが多い
「研磨すれば何でも新品同様になる」わけではありません。木の硬さと、シミが表面にとどまっているか内部まで到達しているかで結果が変わります。今回の現場は硬い樹種で、症状も日焼けとビス穴という表面側の問題だったため、はっきりとした改善が出ました。
樹種ごとの性質についてはオーク・花梨・パイン材の樹種別ガイドで詳しく解説しています。ご自宅の床がどのタイプか判断がつかない場合は、写真をお送りいただければ取れる見込みがあるかどうかを事前にお伝えします。取れないものを「取れます」とは申し上げません。
リフォーム中の施工は、実はいちばん条件が良い
今回は中古住宅のリフォーム中というタイミングでした。家具も荷物もない空の状態だったため、養生も家具移動も最小限で済み、作業効率が大きく上がっています。
お住まいになりながらの施工も可能ですが、家具の移動や生活動線の確保が必要になり、工期が延びることがあります。中古住宅を購入された方は、引っ越し前・リフォーム中のタイミングでご相談いただくのが最もスムーズです。
費用の目安
今回と同じ35㎡・水性ウレタン塗装仕上げの場合、費用の目安は約346,000円(税込)です。
| 20㎡以下 | 一律198,000円(税込・最小施工料金) |
| 20㎡を超える場合 | 9,900円/㎡〜(税込) |
※水性ウレタン塗装仕上げの場合の目安です。床の状態・施工条件・仕上げ方法により変動します。ビス穴補修などの下地処理が多い場合は別途お見積りとなります。正確な費用は現地確認のうえでご提示します。詳しくは料金案内をご覧ください。
名古屋市緑区で無垢フローリングの再生をお考えの方へ
中古住宅の無垢フローリングは、張り替えなくても研磨で再生できる可能性があります。日焼け・色ムラ・浅い傷・ビス穴といった症状は、今回のように2日程度で解消できるケースが多くあります。
愛知県内は現地調査・お見積り無料です。愛知県外の方は、お写真や図面を拝見してのお見積りとなります。まずは床の写真を1枚お送りください。研磨で改善するかどうか、正直にお答えします。
お問い合わせフォームまたはLINEからご相談いただけます。ほかの現場は施工事例一覧で、費用の考え方は料金案内でご確認いただけます。

コメント